今年もAomori Web Advent Calendarにお声がけいただき、参加させていただくことになりました。駄文に少々お付き合いいただければと思います。
…昨年も12/8だったのね。まったく意識せずこの日にちにしたんだけど。
さて
今年のテーマは、昨年と同じく「今年ヒットしたツール」ということで。昨年は「Galaxy Note」を取り上げました。
発売された当初は、ほぼ唯一の5インチ端末+タッチペンということで重宝してましたが、Android端末の進歩は凄まじく、世に出て2年経とうとする今では、本家Samsungからは3世代目、同業他社からもフルHDでの5インチ端末が当たり前。こういう市場のパイオニアな製品に、発売当初から気付けたことが嬉しかったりしますが、最近はちょっと食傷気味です。
で、今年の「ヒットしたツール」と言われたのですが今年はガジェット殆ど買ってないじゃん!という驚愕の事実を目の当たりにしました。
唯一WindowsノートだけDell XPS 13に新調しましたが、絶賛活用には至らず。まぁごくごくフツーのUltrabookですし、Windows8→8.1になっても大きく使い勝手が変わるわけでもなく、と。個人的には琴線に触れるガジェットが少ない1年でした。
んで、「今年ヒットしたツール」と振り返ったら、仕事環境をMacBookAirに変え(角掛健志さんありがとうございます)と共に主に仕事でバリバリ使ってたアレがあったのです。アレです、アレ。
「Adobe Illustrator で使うアピアランステクニックとスクリプトの数々」
お仕事でイラレ歴が長い人、初めて使ったのがCS以降な人には、何を今さらと思われるかもしれませんが。
『10倍ラクするIllustrator仕事術』を熟読し、あまりに非効率なPowerMacG4+OS9+Adobe Illustrator Ver.8な仕事場を、
全国のIllustratorの
アピアランスの挙動や特徴を理解できたコトで「〆切時間厳守その他要望に最大限対応できるよう直しに強いデータ作り→文字修正に追従するアピアランスの可変性が、時短には物凄く効く!」を実感できた1年でもありました。
このアピアランスの理解が、印刷においてはどのように影響し正しく印刷するには?という問題をも理解するキッカケになり、自身の仕事の視野や守備範囲もかなり広がりました。
また、アピアランスだけでなく様々なスクリプトが自分の作業を助けてくれました。ココとかココとかには感謝してもしきれません。
んで、Illustratorでスクリプトを選ぶとき、メニューバーから「ファイル」→「スクリプト」→使いたいスクリプトを選ぶのですが、これが意外とかったるい。ショートカット⌘(command)+F12でスクリプト格納のフォルダは開けますが、そこでもまたカーソルかマウスで選ばないといけないので、これもかったるい。
そんなときに、こんなつぶやきがTLに流れてきたですよ。
DTP業界では有名な方々がほうぼうで絶賛してるので、上記のかったるさとかも解消できるんちゃうか?と思ったら、コレが自分にも神ツール!
それが「ScriptkeyAI」です。
ScriptkeyAIとは
ざっくり言うと「個別のスクリプトをショートカットとして設定できないイラレに、個別のスクリプトをキーボードショートカット設定しちゃおうぜ」なソフトなんです。詳しい機能の解説は今さらオラが書くより、こちらが断然分かりやすいのでそちらを参考に。
Illustrator強化作戦 3 -script special- ScriptKeyAi
このツールのおかげで特にテキスト整形や任意の変形作業にものすごく余裕ができ、更に余計な(笑)効率化とか環境改善とか考えられるようにもなったので、自分自身の作業がさらに楽しくなってきたのでした。
古くはエディターやコンパイラのマクロやバッチ処理など、アプリケーションなツールによる効率化って、ハード高いし上にねだってもムリだから知恵と工夫でどうにかするぜ!ってドハマりしてたプログラマ時代を思い出したりしました。あの時は効率化に傾倒しすぎて開発が遅れることもあったけどさ…(笑)今でもやりかねんが…。
そんなワケで、今年ヒットしたツールは「アピアランスとスクリプト、そして ScriptKeyAI」でした。
Macにはこんなツールやスクリプトが山ほどあるのでもの凄く仕事が捗りますわ。
Windowsでは(当然ながら)ScriptKeyAIは動作しないし、スクリプトも一部動作しないものもあるし。何よりフォント操作や見た目がどうしようもなさ過ぎて…(汗
と、愚痴ってもアレなので、来年はWindows方面の改善や環境構築をやってみようかな、と思います。
みなさま、良いイラレライフを。